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政治・経済・投資 #唐鎌大輔の円が映す日本の未来

約40年ぶり円安の背景とは?貿易赤字拡大は予想されていた展開…原油備蓄放出でかりそめの改善、代替調達で戻る現実

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原油は備蓄放出から代替調達へ(写真:ブルームバーグ)
  • 唐鎌 大輔 みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
*2026年7月31日6:00まで無料の会員登録で全文をお読みいただけます。それ以降は有料会員限定となります。

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円相場の続落に止まる気配が感じられない。7月になってから再び動意づいている背景は1つではないだろう。

しかし、かねて本コラムへの寄稿「石油備蓄放出を使い切った7月に『貿易赤字の崖』が来る…数量・価格・円安のトリプルパンチで輸入増、そして円売り加速」で危惧していた通りの実情があるように感じている。

7月22日に発表された6月の貿易収支は4069億円と5か月ぶりに大きな赤字だった。イラン攻撃直後となる3月以降、筆者は貿易収支の展望について詳細なシミュレーションを重ねてきた。その際、基本シナリオは「3~6月分(7月発表分)までは原油の備蓄放出効果もあって貿易収支赤字は拡大せず、むしろ改善基調が予想される。問題は、7月分(8月発表分)以降にその基調が維持されないこと」だと繰り返し論じてきた。

予想されていた貿易収支「改善の後の悪化」

事態はほぼ予想通りに進んでおり、貿易収支はかりそめの改善が続いた後の需給悪化が始まったと筆者は考えている。

付け加えれば、この展開が見えていたからこそ、投機的な円売りも収まらなかったという部分はあると筆者は考えている。

現状を丁寧に説明しておこう。

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