創立150年を超える伝統校の1つ、立教大学。リベラルアーツ教育と高い国際性で知られる。東京都豊島区(池袋)と埼玉県新座市にキャンパスを構え、約2万人が学ぶ。
同大学は2026年4月、池袋キャンパスに「環境学部」を開設した。文理問わず学生を募り、リベラルアーツ教育、グローバル教育、リーダーシップ教育を発展させた学びを提供する。これにより同大学は、12学部28学科10専修1コースを擁することになった。
「150年培ってきた教育の礎を引き継ぎ、『普遍的なる真理を探究し、私たちの世界、社会、隣人のために』という建学の精神を体現できる学部を考えたとき、その1つが環境だった。池袋キャンパスに新設する最後の学部学科として、立教の教育の集大成となる学部にしたいとの思いから新設に至った」と話すのは、学部長を務める小林潤司教授。「『環境○○学部』の名称では一過性のトレンドになるかもしれない。50年後、その先も残るよう、あえてこの学部名にこだわった」と打ち明ける。
環境リーダーを育成
すべての人にとって公正な社会を目指す「環境正義」の理念に基づき、環境問題の解決と持続可能な社会への変革に貢献する「環境リーダー」を育成する。教育の柱は、独自性の高いリベラルアーツとフィールドスタディ、リーダーシップの3つだ。
「リベラルアーツは文理を超えた学びだけではない。異なる背景の教員や学生同士が対話・協働を重ね、多様なものの見方・考え方を身に付けるのが目的だ」
1年次は必修科目の「リベラルアーツとしての環境学原論1・2」や、人文・社会科学、自然科学・工学、環境総合それぞれで基幹・発展科目を提供。学生たちは自由に履修できるので、自然科学を学んだ学生と社会科学を学んだ学生が2年次に法律の授業で議論することも想定される。異なる視点が交わることで、他者への理解や学びを深めるのが狙いだ。4年生になった時点で基幹科目を履修することも可能で、学び直しや学年を超えた交流も生まれやすい。
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