有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #浪人したら人生「劇的に」変わった

「科学者になるため東大進学も研究室を出禁に」仕方なく医学部編入→32歳で医師になった男性が見つけた"意外な天職"

10分で読める
高校生のとき
榎木さんはキャリアプランニング通りにいかない人生を送ってきました(写真:榎木さん提供)
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES

榎木さんに浪人してよかったことを聞くと、大学浪人生活、編入浪人生活それぞれについて語ってくれました。

「早稲田での生活は楽しかったですが、そこで受験勉強をやるのはよほどの精神力がないとできませんでした。遊びたい欲を抑えながらやったのは、ある種ストイックな経験でしたね。一つの目標を決めて、時間管理も含めて厳しい状況に置かれたことは良かったと思います。損得だけじゃなくて、やりたいことに向かって1年を費やす経験はあってもいいのかなと思います。

学士編入の時は、後がないという切迫感・不安があったのが良かったと思います。博士号も取れず次の人生も決まっていなかったので、もしこの試験を突破しなかったら自分はないという覚悟が決まりました。20代後半の浪人は世間体も含めてかなりしんどく、追い詰められた感じでしたが、ある種それが良かった面もあったと思います」

32歳で医師に

28歳で神戸大学医学部3年次に編入した榎木さんは、8浪相当の年齢での学び直しを経て、32歳で医師免許を取得します。研修医制度の2年間の義務研修を経る中で、病理診断という専門分野に惹かれていきました。

「東大で研究をしていた時に顕微鏡を見ていたので、それと近いことをやる病理診断が自分に合っていると感じました。研究者になりたかった気持ちと、医師として働く部分が重なる分野でした」

6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数