セットの鶏天ととろ玉天は、注文が入ってからの揚げたて。特にとろ玉天は、衣のサクサク感と、とろりとした黄身のバランスが絶妙だ。
この天ぷら2品が、平日ならうどんの価格にプラス税込319円で付けられる。つい「天ぷらも」と追加したくなる価格設定に感じた。
会計は、肉うどんと天ぷらセットで税込1188円。主婦の胃袋には十分すぎるほどのボリュームで、4玉注文しなくて正解だった……と改めて思った。
そして、量もさることながら、この店の良さは「席を立つことなく注文でき、うどんを運んでもらえる快適さ」にあるのではないか、とも感じた。
フルサービスは子連れにも優しいのか
源次郎はフルサービスのうどん店のため、席に着いたら呼び出しボタンで注文でき、料理はスタッフが運んでくれる。食事に必要なものもテーブルにそろっている。
一人で利用するのなら「落ち着いて食事ができる」程度の違いかもしれない。だが、子連れでの利用を想定したら、この差はかなり大きいように思えた。
そこで思い出したのが、以前、1歳の子どもを連れてセルフサービスのうどん店を訪れた時のことだ。
その日は、あまり深く考えずにベビーカーで店に向かった。ところが店に着いた瞬間、注文・会計・料理の受け取り・席の確保などをベビーカーを押しつつ一人でこなさなければいけないことに気づく。
不器用な筆者にとって、これらをやり遂げるのは冷や汗ものだった。幸い店内がピーク時ではなかったため、なんとか乗り切れたものの「もうベビーカーで行くのはやめよう」と後悔したのを覚えている。
また、筆者が利用した店舗は、基本的に注文を済ませてから席を取る流れだった。同行者がいたとしても、先に席を確保してもらうのは難しい。やはりセルフ式のお店は、小さな子連れで利用するにはハードルがあると感じた。
そんな経験を思い返しつつ、源次郎の店内を見渡してみた。

