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サムスンが3タイプの折りたたみスマホを市場へ投入、AI時代にフォームファクター競争を仕掛ける狙いとは

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サムスン
サムスンが発表した新型折りたたみスマートフォン3モデル(写真:筆者撮影)
  • 山根 康宏 携帯電話研究家・ジャーナリスト
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『Galaxy Z Fold8』は、開くと4:3の横ワイド比率となる画面を採用することで、従来のFold型モデルが抱えていた「細長くて外画面が細い」「タブレットとしても中途半端」というマイナス点を改善した。閉じた状態では一般的なスマートフォンより横幅が広いおかげで、電子ブックなども読みやすい。画面を開くとタブレットライクな比率でコンテンツを表示でき、動画視聴やウェブブラウジングなどで上下の無駄を抑えたレイアウトも実現する。

つまりスマートフォンとタブレットのいいところ取りをして融合させた製品であり、従来の折りたたみスマートフォンとはまったく異なるユーザー体験を提供してくれるのだ。

開くと動画などのコンテンツも見やすい『Galaxy Z Fold8』(写真:筆者撮影)

『Galaxy Z Fold8』は折りたたみスマートフォンを日常使いできるメインモデルにするために、重量や厚みも抑えている。本体の厚みは開いたときが4.5mm、閉じたときでも9.7mm。重量はわずか201gだ。従来のFold型の折りたたみスマートフォンも最近では十分薄く軽量化されたが、『Galaxy Z Fold8』は縦方向のサイズも123.9mmと短いため、ポケットにも収めて持ち運ぶことができるのである。

折りたたみスマホ3機種体制を支える従来型モデル

これまでの折りたたみモデルの形状を引き継ぐ『Galaxy Z Fold8 Ultra』と『Galaxy Z Flip8』にも、それぞれ明確な役割が与えられている。『Galaxy Z Fold8 Ultra』は、開いた状態で厚さ4.1mmという薄型化を実現しつつ、バッテリー容量は5000mAhと一般的なスマートフォンと同等クラスを確保した。

これにより長時間駆動と携帯性のバランスを取りながら、常に大画面を持ち歩ける「モバイルワークステーション」としての性格が一段と強まった。タブレットやノートPCを持ち歩かなくても、外出先で資料作成やマルチタスクをこなせるデバイスとして、クリエイティブな作業もカバーできる。

一方、縦型のフリップモデル『Galaxy Z Flip8』は本体サイズをさらに薄型化し、こちらのモデルも携帯性をより向上させた。さらに閉じたときの外画面の機能も大幅に強化し、端末を閉じたままでも好みの内蔵アプリを操作したり、AI機能を活用することもできる。その気になれば本体を開かなくとも済むほどである。いわば「常に身に着けるAIガジェット」に進化したのだ。さらにコンパクトな形状はデザイン性や自己表現性を重視するユーザーにも支持されるだろう。

外画面だけで多くの操作ができる『Galazy Z Flip8』(写真:筆者撮影)
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