歩いている人の9割くらいはインバウンド観光客だ。国籍はバラバラで、旗を持った団体客はほとんど見かけない。日本人観光客は圧倒的にマイノリティー。特に日本人男性は少ない印象を受けた。その一方で、エアコンの効いたお土産屋で涼んでいる人の姿を高頻度で見かけた。店員さんも「ぜひ中で見ていってください」とアナウンスしていた。撮影スポットの待ち時間はゼロ。
猛暑日にもかかわらず「浴衣」を着ている女性は、外国人も日本人もけっこう多かった。絶対に暑いと思う。世間では男女の奢る・奢られ論争がたまに話題になるが、猛暑日に浴衣を着ている女性が頑張っているのは間違いない。浴衣の女性とデートする機会があったら自分は喜んで奢ります(まあ35歳恋人ナシの私には関係ない話ですがね、けっ!)。
「清水寺」で見た衝撃の光景
500円の入場券を握りしめて清水寺に入った。私の正直な感想は、「こんなにすいている清水寺は初めて見た」「観光という点でこれはある意味で激アツかもしれない」「だがしかし、暑すぎてじっくり観光する気力が生まれない」「他の観光客も明らかに笑顔に元気がない」「観光というミッションを遂行するのが目的になってる気がする」……。
境内にある風鈴の音が体感温度を0.2℃くらい下げてくれる…ような気もするし、そうではない気もする。基本的に人は日陰におり、太陽がある場所はいつもどこでもファストパス状態になっていた。
汗ビッチョリのエアリズムシャツ、MIZUNOのハーフパンツを履いた私は「せっかく来たんだから無理のない範囲で楽しまなきゃ損だ」と気合いを入れ直し、清水寺の100円おみくじを引くことにした。が、まじかよ……いつもおみくじには行列ができてるのに、今日は誰1人として並んでないぞ。
私はおみくじのおばちゃんに「92番です」と伝えた後、「今日ってめちゃくちゃすいてますよね?」と話しかけてみた。おばちゃんからは「私もこんなにすいてるのは久しぶりに見たわ」と驚いた表情で返してくれた。(おみくじは大吉だった!)
いつも激込みしているビュースポットは、いつもよりだいぶ人が少なく感じた。ビュースポットから見る清水寺は、青々とした緑に包まれて趣がある。紅葉の季節も素晴らしいけど、夏の清水寺もけっこう味があるなぁと感じた。
清水寺をブラブラしてるとき、気温は38℃を超えていた。蒸し暑さが全身を包み、1歩も歩かない状態で汗が流れ出てくる。不幸中の幸いで、このときは太陽が雲に隠れていた。なので幾分マシには感じたが、「これは人間が活動する気温じゃないな」というのが私の正直な感想だ。
暑さへの耐性は人それぞれなので一概には言えないが、私のように暑さに強いタイプの人間でも「ちゃんと対策をしないとマズイな」「無理は絶対に禁物だ」と感じたし、こういった直感を国籍関係なく誰もが抱いているからこそ、観光客の姿が少なかったのかもしれない。
ちなみに「Can you take a photo?」と声を掛けてきたアメリカ人、イギリス人、韓国人に、私は「ユアーカントリー、オアー、ジャパン、ウィッチ、ホット」と質問してみた。彼ら彼女らは「JAPAN」と言い切っていた。イギリス人は「スマホが熱いせいで写真が撮れなくて困っている」と苦笑いしていたが、ミートゥー、実はその悩み私も同じです。
「かき氷」と「鴨川」で酷暑対策。正直な感想
五重塔がある通りもガラガラだった。が、一にも二にも暑い、暑い、暑い……。涼を求めて、私は「かき氷」の旗が掲げられている『京甘味 文の助茶屋 京都本店』へ吸い込まれるように入店。

