有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「評論家じゃなく刑事になれ!」Z世代へのマーケで100人以上の若者と会った社長がたどり着いた《AIより人》の結論

9分で読める
情報はPCの中に落ちているのではなく、現場に落ちているという(写真:IYO/PIXTA)
  • ⻆谷 建耀知 株式会社わかさ生活 創業者 代表取締役社長
2/5 PAGES
3/5 PAGES

私はビジネスをしている時も、いつも人を見ています。どんな商品を手に取るのか。どんな言葉に反応するのか。どんな時に笑顔になるのか。そういうことを観察しています。すると、自分で調べて得た情報には書いていないことが、たくさん見えてきます。市場調査には載っていないことも見えてきます。私はそこに大きな価値があると考えています。

ビジネスをしていると、数字を見る機会がたくさんあります。売り上げや購入率、アンケート結果など、どれも大切です。しかし私は、数字だけを見て判断することはありません。なぜなら、数字は結果だからです。

本当に知りたいのは、その理由です。なぜ買ったのか。なぜ喜んだのか。なぜ選ばれたのか。その答えは数字の中にはありません。数字の向こう側にいる人の中にあります。

私はよく、「データの先を見ろ」とも言います。数字を見て終わるのではなく、その先にいる人を見る。その人の感情を見る。その人の行動を見る。そうすると、数字だけではわからないことが見えてくるのです。

時間はかかるかもしれませんが、人に会いに出向き、足で集めた情報には温度があります。感情があります。検索しているだけでは見えないものがあります。

だからこそ私は、何かを知りたいと思ったら、まず現場へ行きます。まず人に会います。評論家のように語る前に、刑事のように歩き回るのです。情報はPCの中に落ちているのではなく、現場に落ちている。それが、私の情報収集において欠かすことのできない仕組みです。

「成功」だけを見ていてはいけない

「成功したければ、成功者の真似をしなさい」

これはよく言われていることですし、私も、その考え方自体は間違っていないと思い、社員にもよく言っている言葉です。実際、うまくいっている人から学べることはたくさんあります。

ビジネスでもそうです。流行っている店には流行っている理由があります。お客さんが集まる会社には集まる理由があります。ですから、成功している人や成功している店を見ることは大切です。

しかし、私はそれだけでは足りないと考えています。成功だけを見ていても、本当の成功理由は見えてこないことが多いからです。

4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数