――希望の席はどこにあったんですか。
それも特になかったのですが、安定した感じの席に座れたらなと思っていました。うちの親は公務員で、安定が一番だし、レールに乗っていくほうがいいのかなと。
――私も同世代なので、当時の風景や空気感はよく覚えています。正規雇用が減って、受験も就職も大変でした。いわゆる“貧乏くじ世代”と言われる世代。とにかく頑張らないと滑り落ちてしまうような感覚がありましたよね。
そうですね。常に競争している感覚がありました。
「どこ見てんのよ!」への思い
――30代で大ブレイクしたときのことを少し伺いたいです。当時の青木さんは、いわゆる女芸人という枠にも、タレントという枠にも、すんなり収まらない雰囲気がありました。
そうですか。「肩書きを何にする?」って言われたときに、「タレントでも芸人にも当てはまらないから、一応、人とか女とかってことにしといてほしい」みたいなことを、本気半分、冗談半分で言ったことはありますね。

