自信を持ちたい自分がいた
――青木さんは、30代で大ブレイクされました。当時は「日本一、有名になりたい」という思いがあったといろいろなところで口にされていました。その気持ちは、どこから来ていたんですか。
お金が欲しいとか、ミーハーだとか、そういうこともありますが、一番大きかったのは、“自信がなかった自分が、有名になれば自信を持てるかもしれない”っていう期待でしょうか。有名になる。社会的な成功を収める。そうすれば何か変わるんじゃないかと思っていましたね。
でも、実際はそれ(有名になったこと)で自信が持てるわけではなかったですね。
――仕事で評価されたり、お金を得たり、人気者になったりしたら、自信や幸福感が得られると思う人は多いですよね。でも、青木さんほど大ブレイクしても、自信は手に入らなかった。
私の場合は、そうでした。
――そもそも、人前に出たり、表現したりすることは好きだったんですか。
どうでしょうか。私は就職氷河期の世代。その理由だけでないと思いますが、就職試験にすべて落ちました。それで、アナウンサーの予備校に通ったんですよね。その後、学校に行きながらタレント活動を始めました。
だから、最初は何となくこの世界に足を踏み入れたという感じです。子どもの頃からの憧れとか、一番座りたかったのは、ここの席だったっていうことではなかったです。

