卒業するまで、「自分を慶應生だと思ってはいけない」という遠慮があった彩月さん。卒業式に参加し、その後、初めて早慶戦を観戦したことで、ようやく自分が慶應生だったことを実感できたといいます。
慶應義塾大学を卒業して良かったことを尋ねると、「仕事の選択肢が広がった」と答えました。
「中卒の学歴で就職活動のサイトに登録していた時は、表示される仕事が限られていました。ところが、学歴を慶應卒に更新すると、それまで目にすることのなかった求人も表示されるようになりました。大学院に進学するという選択肢も生まれましたし、自分の将来の可能性が大きく広がったと感じています」
芸事の世界で生きてきた彩月さんにとって、学歴という新たな武器を手にしたことは、人生の可能性を大きく広げる出来事でした。
周囲からも反響が寄せられ、「私も慶應通信で学んでみようと思った」というママ友や、「受験生の頃に慶應通信という選択肢を知っていたら、気持ちがもう少し楽だったかもしれない」というパパ友の声もあったといいます。
「学ぶことは楽しい」ということを伝えたい
現在は2人の幼い子どもを育てながら、自身のnoteで「学び」をテーマに発信しています。将来的には、自身の経験を基にした書籍を出版し、学び直しの魅力や、学ぶことの楽しさを伝えたいと考えています。
「夢をかなえた後でも、仕事をしながらでも、子育てをしながらでも、学び直すことで新しい道を切り開くことができると思っています。私のような存在を知っていただくことで、そんな選択肢があることを伝えられたらうれしいです。そして、私自身も母親として、子どもに学び続ける姿を見せることが一番の教育だと思っています。だからこそ、これからも学び続けながら、『学ぶことは楽しい』ということを伝え続けていきたいです」
宝塚歌劇団に入るという夢をかなえた後も、学びを止めることなく歩み続けてきた彩月さん。その歩みは、学び続けることが人生の可能性を広げるということを、私たちに教えてくれました。

