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マドンナがW杯で魅せた健在ぶり、息子のような恋人も…実は大病乗り越え、ワークアウトも控えめの"67歳のリアル"

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ワールドカップのハーフタイムショーに登場したマドンナ(写真:ロイター/アフロ)
  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト
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出会いは22年、雑誌の撮影でのこと。その前の恋人ボクサーのジョシュア・ポッパー(彼は93年生まれ)と破局後の24年に、交際が始まった。以後、ふたりは、大物セレブが集まるファッションの祭典メット・ガラにカップルとして2年連続出席したり、ソーシャルメディアに仲睦まじい写真をたびたび投稿したりして、熱愛ぶりを見せつけている。

恋人のアキーム・モリスと手をつないで歩くマドンナ(写真:Backgrid/アフロ)

そんなふうに公私共に充実している様子だが、ここに至るまでには挫折もあった。そもそも、この新アルバムは、それを乗り越えたいという意志から生まれているのだ。

マドンナの伝記映画『Who’s That Girl』がユニバーサル・ピクチャーズで製作されるというニュースが業界を沸かせたのは、今から5年前。監督はマドンナ自身で、主演女優の座は、長く厳しいオーディションの末、「オザークへようこそ」『アシスタント』のジュリア・ガーナーがつかんだ。マドンナにとっては、3度目にして、最もパーソナルかつ大規模な監督作となるはずだった。

映画化が頓挫する事態に

だが、その企画はまもなく暗礁に乗り上げる。製作予算が高すぎる、脚本が長すぎると、ユニバーサルが難色を示したのだ。マドンナが「Interview」に語ったところによれば、製作費を削るためにセルビアでロケをすると申し出ても、「そんなところであなたは4日も持たないでしょう」と取り合ってもらえなかったのだという。

ありがたいことに、Netflixから「配信シリーズでやらないか」と声がかかった。しかし、配信シリーズの製作プロセスは、劇場用映画とまるで違う。そのうえ、映画のために書いた脚本は、ユニバーサルから買い取らないかぎり、使うことができない。“ショーランナー”と呼ばれる、テレビドラマ製作のトップを選ぶプロセスでも「これだ」という人材に出会えず、またもや時間ばかりが過ぎていった。

その過程で、彼女は、「私には本業がある」と気づいたのだ。つまり、音楽を作ることである。映画のため、過去を振り返り、さまざまな思いをめぐらせたばかり。かつて仲が良かったのに関係がこじれた弟、義理の母(父の再婚相手)が続けて亡くなるという悲劇もあったところで、心の中には言いたいことが積もっていた。

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