
これはオーケーが単純に店頭価格を上げたというのであれば、裏切りであろうが、そんなことはない。他社比でのコスパNO.1は維持している現状を考えれば、他社との比較で仕入価格の水準をこれまで以上に下げることに成功している、と解釈すべきであろう。
オーケーの仕入交渉力の源泉
オーケーの仕入交渉の厳しさはこれまでも有名な話であり、トップメーカーといえども交渉で合意しない場合は店頭から排除される、という武勇伝で知られていた。それに加えて、首都圏におけるオーケーのシェアがトップクラスになっていることが交渉効果を高めているのであろう。首都圏中心部だけを考えれば、オーケーは実質的にはエリアトップ相当のシェアをもっているとみられる。
さらに言うと、首都圏における成長力も大きく寄与しているだろう。これは2020年度⇒2025年度の首都圏での売上増減をざっくりみたものだ。オーケーはブルーゾーンHDに次ぐ2位だが、M&A効果を除いた単独成長力ということでは、オーケーがトップとなっている。首都圏トップシェアに加えて、成長実績を背景とした仕入れ条件交渉は、オーケーの総合調達力をさらに強めているということだ。


