財務その他の開示データからも、オーケーが他社比で高い競争力を持っていることがわかるので、いくつか抽出してみたのが次の図表だ。これは総合スーパーを除き、上場(もしくは情報開示されている)食品スーパーの各種指標のうち、競争要因となる項目を適宜抽出し、良好な順から並べてその上位5番目までを表示した表である。

上から、営業収益、経常利益、経常利益率は、事業規模、収益規模、収益力を表す数値であり、その下の売上高販管費率(販管費/営業収益)は、ローコスト運営の度合いを示しているが、これもオーケーが業界トップ。言い換えれば、利幅を削った価格競争において最強であるということであり、「高品質・Everyday Low Price」という会社の経営方針を実現していると解釈できるだろう。
在庫回転率も圧倒、薄利多売で収益を稼ぐ
そして関連しているのが、在庫回転率(年間売上高/在庫高)でもトップという指標であろう。置いてある在庫を何回まわせるか、ということであり、これは高いほど、限られた売場の広さで大きな売り上げ、そして利益を稼ぐ優秀なスーパーだということができる。
オーケーの在庫回転率は一般的なスーパーの2〜3倍に相当するが、店の広さは他社比で大きな差はないので、同じ広さなら他社の数倍売り上げをあげていることを意味する。長年の薄利多売の積み重ねが、消費者からのコスパに対する信頼につながっていて、多くの人が来店してたくさん買ってくれるため、結果的には収益を生んでいる、ということになるのだろう。
それは図表一番下の店舗あたりの営業収益が業界トップとなっていることにも表れている。このデータは、スーパーの個店ベースでの競争力に直結していて、この数値が高いほど中長期的な成長につながる、ということがすでに検証されている。従業員一人あたりの売り上げ、既存店売上増減率についても同業2位ということで申し分なく、総じてみると、こうした競争力の比較において、オーケーが圧倒的に他社を凌駕している、ということが明らかになっている。そして、ここ何年もこうした状況は揺るがない。

