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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「沖縄」でも「屋久島」でもない…かつては若者が殺到した離島が、今また再注目のワケ アニメ『これ描いて死ね』の舞台地へ

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伊豆大島
沖縄へ行くよりもリーズナブル、さまざまな作品の舞台となっている「島」があります(写真:筆者撮影)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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以前は、いちばんリーズナブルな2等席がカーペットシートでした。そこに寝転がって過ごす船旅も楽しみの1つであり、筆者と同じく学生時代を懐かしく思い出す人も多いことでしょう。

コロナ禍を経た現在はリニューアルされてイス席もあり、「和室」と称するいわゆるカーペットシートも個人用の仕切りがある指定席になっています。5階にある展望デッキからは羽田空港やお台場なども間近に眺めることができ、船旅を満喫できます。

こちらが「さるびあ丸」の2等和室。軽い仕切りがあります(画像:東海汽船の公式サイトより)
2等客椅子席は2人掛け仕様。ロールカーテンで仕切ることも可能だそうです(画像:東海汽船の公式サイトより)

伊豆諸島で最も手前にある伊豆大島の海の玄関口は、島西部にある「元町港」です(天候状況によって発着港は変更されることがあります)。東京へ向かって旅立つ出発点として、本作以外にもアニメ『ビビッドレッド・オペレーション』(13年、TBS系)や片桐はいりさん主演のテレビドラマ『東京放置食堂』(21年、テレビ東京)など、多くの作品で登場します。

元町港周辺には、島のグルメを堪能できる店舗が集中しています。特に海の幸は豊富で、港のすぐ近くにある「寿し光」さんでは、伊豆大島の郷土料理「べっこう」(魚の切り身を青唐辛子を利かせた醤油に漬け込み、砂糖が多めの酢飯で握った寿司)をはじめとした新鮮な魚介類を楽しめます。

また、大島といえば酪農が盛んなことでも有名。漫画にも登場する地元の「大島牛乳」を使ったアイスクリームは、港近くのアイスクリーム屋さん「トリトン」でいただけます。

べっ甲のようなつややかな色になることから「べっこう」と名がついた名物の寿司。白身魚が使われています(写真:筆者撮影)
「トリトン」でいただいた大島牛乳を使ったアイスクリーム。濃厚なミルクの風味が口いっぱいに広がります(写真:筆者撮影)

『伊豆の踊り子』や『ゴジラ』といった名作にも登場

本作のメインの舞台となるのが、島の南部にある小さな港町「波浮港(はぶみなと)」です。1801年に開港し、漁船が寄港する風待ち港として栄えました。

「大島一周道路」から港を見下ろせる展望台は、原作でも登場する島で1、2を争う景観スポット。脇道に入った港の集落には、時が止まったかのようなレトロな風景が広がっています。

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