大きさは東京23区の約半分。地中海に浮かぶ小国「マルタ共和国」では、16世紀に築かれた「難攻不落の要塞都市」の面影が今も残っており、首都バレッタは街全体が世界遺産に登録されている。つまり現在進行形で、約460年前の時代にタイムスリップできる。
バックパッカーとして世界中を飛び回っている私はつい先日、同国に1泊2日で滞在する機会があった。ヨーロッパで暮らす人たちの「憧れのリゾート地」としても有名なマルタ共和国。本稿では旅好きの筆者が、同国を1人寂しく歩き回って獲得した「衝撃の1次情報」について紹介する。
こりゃ難攻不落だわ…筆者が全力で納得したワケ
片道約550円のバスに乗り、空港から10キロほど離れたホテルに荷物を置いてから、往復約900円のフェリーで「世界遺産の街」を目指した。マルタ共和国は海が陸地に深く入り込んだ「入り江」(湾)が連続しており、歩いて移動すると時間がかかる。旅の風情が感じられる、フェリーでの移動が便利で人気だ。
巨大な城壁は、ビルの7~10階建てくらいの高さがあった。きっとこの要塞都市に攻め込もうとした敵兵は「これ完全に上から狙い撃ちされるやつじゃん」「壁が分厚いから大砲を打ち込んでもビクともしないぞ」「急いで城壁の中に入るための入り口を見つけないと……」といった気持ちになったに違いない。

