「ザ・地中海といった素晴らしい景色だな」
「1泊じゃなく3泊くらいしたかった」
「人の行く裏に道あり花の山。友達からは“なんでマルタなんてマイナーな国に行くの?”と不思議がられたけど、来て良かったなぁ」
ポジティブな感想を抱きながら歩いていると、“大砲”が設置された高台にたどり着いた。なんでも毎日12時と16時、空砲を打つイベントが行われているそうだ。が、お伝えした通り“調査兵団”として壁の外をうろついていた私は、このイベントに間に合わなかった。次にこの場所に来るときは“駐屯兵団”として、ハンネスさんと酒でも飲みながら待機したいと思う。
ウサギ肉は○○○○○○に似ている
マルタ共和国では「ウサギ肉」を使った料理が有名だ。私はこの旅に出る前、大人気漫画『鋼の錬金術師』を読み直し、エドワード・エルリックがウサギ肉を食べるシーンを目に焼き付けていた。海沿いのレストランに入った私は、背の高い店員さんに「ラビット、プリーズ!」と両手を合わせながら伝えた。
メニュー表に「Rabbit」と太字で書かれた料理のお値段は約3700円。その下には細字で「Shallow fried in garlic & rosemary,simmered in a red wine gravy」と書かれていたが、高校2~3年まで英語で「2」の成績を6学期連続で記録し続けた私は、「Shallow」「simmered」「gravy」の意味がまったく分からない。とはいえ実際に食べてみれば、きっと真理の扉を開けることができるはず……。

