ADHD脳は1日の中で何度も気分が上下しますが、これはドーパミン量が頻繁に増減するために起こることでもあるのです。そのため脳が疲労していてエネルギー不足になると、脳の覚醒を上げようとします。
ドーパミン不足のサイン
次のような行動は「脳疲労」があり、ドーパミンも不足しているサインです。
きょろきょろあたりを見回して集中力がない
不機嫌になって言うことを聞かない
ドーパミンが不足してくると、人は本能的に自分の脳を刺激する行動を起こして、ドーパミン量を上げようとします。ADHD脳の、急に体を動かしたり、ふざけたりと落ち着きがない言動は、不足してしまったドーパミンを分泌させようと、自分の中でスイッチを入れるための行動なのです。
そうやってADHD脳はドーパミンを出そうと無意識のうちに行動しているのですが、その行動とは、急に立ち上がったり、突然関係のないことを話し始めたり、いきなりものを投げたり、怒り出したりと、周囲を驚かせる行為になりがちです。
ADHD脳であることを理解されないうちは、「扱いにくい」「困ったやつ」「気難しい」「乱暴者」といったレッテルを貼られるばかり。ADHDだと診断されても「多動」「衝動」「不注意」と貼られる名前が変わるだけで、適切な対応にはつながらないことも多いのです。
ADHD脳の困った言動が出たときには、まずは「脳が疲れはじめている」「今ドーパミンが不足しているんだ」と理解してあげましょう。そして意識的にドーパミンを増やす行動を促せたら、ADHD脳の行動は困りごとになる前に対処できます。
ドーパミンを正しく増やす一番の方法は「動機づけ」をすることです。「これをしなければならない」とADHD脳が強烈に感じるような刺激を与えることで、ドーパミンをコントロールするのです。
次の4つのポイントを参考に、ADHD脳の動機づけをしましょう。

