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「手足口病」27都府県で警報レベル 大流行の背景と親が知っておくべき"痛がる子ども"への正しいケア【医師が解説】

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手足口病
流行している「手足口病」。どんな病気なのか、どんなケアが必要か医師が解説します(写真:key/PIXTA)
  • 久住 英二 立川パークスクリニック院長
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手足口病の感染力は型によっても異なりますが、「免疫を持たない集団で、1人の感染者が平均して2~6人にうつす」程度で、強いほうです。アルコールなどの消毒や低温環境への耐性が強く、環境中で生き延びやすいことも、大流行を招く一因になっています。

感染ルートや潜伏期間は次の通りです。

■感染ルート

手足口病は保育園や幼稚園、家庭内で一気に広がります。主な感染経路は、便に含まれるウイルスが口に入る「糞口(ふんこう)感染」、咳やくしゃみによる「飛沫感染」、水疱が破れたときに滲出するリンパ液そのものや、それに汚染された遊具に触れる「接触感染」の3つです。

■潜伏期間

感染してから症状が出るまでの潜伏期間は平均3〜5日(2〜10日の幅があります)です。エンテロウイルス71型では家庭内での二次感染率は52〜84%にのぼるという報告もあり、看病する親御さんにうつることも、決して珍しくありません。

注意したいのが「ウイルスの排出期間」です。

症状が治まり本人が元気になっても、ウイルスはまだ体内に残っていて、感染源となり得ます。のどからは1〜2週間、便からは4〜8週間という長期間、ウイルスが排出され続けますので、熱が下がったあともしばらくは感染対策をする(小さい子どもであれば、おむつ替えのたびの手洗いを習慣にするなど)ことが、家庭内や園での流行を食い止める最も確実な方法です。

唾液や便などウイルスを含む体液に触らない。触った場合はせっけんで洗う。オムツなどを処理する場合は手袋を装着する。便がついた床や器具は、薄めた次亜塩素酸水で拭く、といった対策をとっていきましょう。

治療の基本は「対症療法」

現代医学でも、手足口病のウイルスを直接やっつける抗ウイルス薬は確立されていません。基本は、症状を抑えて免疫が治すのを助ける対症療法(熱冷まし、かゆみ止め、水疱への軟膏塗布など)になります。

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