本作を開発したのは、ロブロックスで活動するベテランクリエイターのRoytt氏。ロブロックスは若者に人気だが、それでも長年続いているだけあってユーザーの年齢層が徐々に上がってきている。
そして、年齢が上がると目立つ特徴を持つインディーゲームにも興味を持つようだ。それゆえか、ロブロックスでは流行したタイトル、例えばわずか1か月で1500万本も売れた『めっちゃカメレオン』をまねたゲームなども多数登場している。
『アニマルホスピタル(アノマリー)』はその流れに見事に乗っている。人気インディーゲームのエッセンスを抽出しつつ、『どうぶつの森』がホラーになったかのようなインパクトもあり、かつロブロックスらしさも併せ持つ。さらに本作の組み合わせはなかなか珍しく、ヒットしたのもうなずける。
グッズ・映像化も確実に狙えるであろう大ヒット作
ところで、ロブロックスははやり廃りが激しいのが特徴だ。大人気のゲームもしばらくすると、プレイヤーがまったくいなくなってしまうケースもある。
ただ、すぐに廃れるのは数字をコツコツ稼ぐだけのゲームである。プレイヤーが操作してゲームルールをこなしていくもの、かつ定期的にアップデートされるものは残りやすい。
以前、東洋経済オンラインで『99 nights in the forest』というロブロックスのヒットタイトルを取り上げたが、こちらの作品もきちんと遊べるだけあって、リリースから1年経ってもまだトップクラスの人気である。『アニマルホスピタル(アノマリー)』も同様に、根強い人気が出ると思われる。
この作品は前述のようにまだリリースされたばかりだが、そのうちグッズなどの展開も行われるだろう。そして、ロブロックスの人気コンテンツは映像化企画が進行されやすく、本作もまたそうなる可能性が高い。
ロブロックスは問題のあるコンテンツ・事件が非常に多い一方で、流行と需要をうまくすくい上げた見事な作品が登場することもある。『アニマルホスピタル(アノマリー)』はまさにそれに該当するゲームだ。大人が知らなくとも、確実にはやり始めているのである。

