社会に出た今の私があの時のメンバーだったら、提示された年俸についてわからないことを質問したと思います。「全部内訳を見せてください。本当にこれは正しいですか?」と。知識があれば、事実と異なるときに、もっと上げてくださいと対等に主張し、交渉することができます。
正当な主張をするためにも、「世の中でお金がどう回っているのか」は、知識として知っておく必要があります。本書でも、著者が「お金の流れを読み、経済の勉強をすることは、生き残ることに直結する」と話していて、とても共感しました。
コロナ禍で収入が激減、投資の勉強を始める
株式投資を始めたのは、コロナ禍がきっかけです。あのときは、エンタメが一番最初に制限されました。俳優に転身していたため、収入が大きく減ってしまったんです。不安もありましたし、いつ収束するのかも予測できない。その状況で、「どう生活していこうか」と考えて、投資の勉強を始めました。
まずはYouTubeの動画を見て勉強し、さらに本を読んで基礎知識を学びました。著名な投資家のお話を聞きたいと思い、自分で「兒玉遥、100万円を元手にどれだけ増やせるか」という企画書を書いて出版社に持ち込んだりもしました(笑)。
そこから、著名な投資家のテスタさんや桐谷広人さんと対談させていただく機会がありました。本当に大きな経験になりました。
演技や美容など、自分の好きなことを仕事にして生きていきたい。でも、コロナ禍や災害のように、自分のコントロール範囲外のことが起きてしまうこともあります。
そういったときに、しっかり自分の資産形成ができていれば、戸惑ったり、焦ったり、不安になったりすることもなく、やるべきことに集中できる。本書にも、一度失敗しても、人生に大きな影響はないという「財政の安全感」が心を安定させると書かれています。
お金に余裕がないと、精神的にも焦ってしまいます。
まだ始めてから4~5年ですが、投資には本当に助けてもらったなと思います。
相場の運も良かったとは思いますけれど、投資において「時間」というものがこんなにも味方になるのだということを、もっと早くに知りたかったです。

