お給料をもらったあの日から、投資をしておけばよかったと思います。今は「あのとき、テスラのことを教えてもらったのに!」「エヌビディアが何倍にもなってる!」なんて後悔することもあります(笑)。
皆さんには、1日でも早くお金の勉強を始めてもらいたいです。
「好きなことで生きていく」ための投資
本書には、「今人気の仕事よりも、自分が好きなことを仕事にしたほうがいい」というアドバイスが出てきます。自分の仕事が下り調子のときに、好きな仕事でないと耐えられないけれど、好きな仕事だと耐えられるという意味です。こんなふうに言ってくれるお母さん、すごくいいなと思いました。
私には、芸能界への憧れがありました。結果、大変なこともたくさんありましたし、何度も辞めようと思いました。精神的に落ちてしまった時期は、ステージに戻るのが怖くて、違う職種に変えようかと思ったこともあります。
でも、自分の心に正直に、不安でも、一歩ずつ前に進んできたので、チャレンジした選択は間違っていなかったと思っています。
俳優に転身してからは、本当に食べていけるか不安な時期もありました。でも好きな仕事を続けたかった。なので、副業のような形で投資家かな、起業家かなと本気で考えてみたんです。
例えば起業家になって、大成功を手に入れたとします。経済的に成功したイメージがついてしまうと、俳優やアーティストといった芸術の世界とは、正反対になってしまうのではないかと思ったんです。お遊びで俳優をしているように見られるのも嫌ですから。
だから、兒玉遥という名前を出さなくても不労所得が増えたらいいなと、株式投資に一番興味を持ったんですよね。
私は、好きなことを、長く死ぬまで続けたいと思っています。だから、それができるように、金融のことを全力で勉強したんです。
好きなことで生きていくと決めても、すぐにお金がついてくるかというと、現実はすごく難しいです。いつ安定するかは誰にも読めません。世間の流れもありますし、努力と運が複合的に重なってくる部分もあります。予測不可能な事態が起きることもあります。
だからこそ、好きな仕事を諦めないために、もう1つの軸として「お金の知識」を持つことが重要です。自分で選んだことなら、「絶対になんとかしなきゃ」と自分を奮い立たせることもできます。その基盤をつくるためにも、お金の勉強は、自分の人生を守るための一番の投資になると思います。
(構成:泉美木蘭)

