お金は、生まれてから死ぬまでずっと付き合わなければいけない存在です。生きるだけで、お金がかかります。
みんな社会に出た瞬間、「税金も保険もこんなにつきまとってくるのか」とびっくりするのではないでしょうか。でもそれを涼しい顔で、払いたいですよね。
お金のことは勉強必須だと思います。小学校の科目に、金融教育を入れてほしいぐらいです。
華々しい芸能界で生きる―でも、お金のことは無知だった
15歳から芸能界に入り、「HKT48」のメンバーとして活動してきましたが、当時はお金に関して深く考えたことはありませんでした。
同世代の人が学生として過ごす中、自分は最高年収1000円以上を稼いだ時もありました。多くのお給料をいただいているという認識はありました。
でも、実家暮らしだったので、お給料の価値がよくわかっていなかったです。本当に毎日目まぐるしかったので、お金を使う時間も、お金への執着もなかったですね。自分の口座に入れて、母に管理してもらっていました。
お金への意識が生まれたのは、「HKT48」を卒業して俳優に転身し、東京で一人暮らしを始めたときです。
アイドル時代は年俸制でしたが、俳優業は仕事がなければ収入もないという歩合制です。
そして、東京の家賃は高い――。贅沢をしなくても、毎月の家賃として決まった額のお金がなくなっていくことに、不安を覚えました。
俳優業に注力したいのに、「生活のために働かなければいけない」という考え方になってしまうと、のびのびと仕事ができなくなると思いました。だから、家賃と生活費は「お金に働いてもらって」稼ぎ、自分は好きな仕事に集中したい。そう考えるようになり、投資に興味を持ちました。
また、歩合制でお金と対面し、自分は無知だったなとも気づきました。アイドルだったころはまだ子どもでしたし、大人のスタッフはまるで別世界の人のようで、自分の意見を言うということもありませんでした。メンバー間でも、お金の話はしなかったです。

