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ビジネス #自動車最前線

日本車へも熱視線「コモ湖」に響く新旧の咆哮 ―湖畔をにぎやかに飾った2つのクラシックカーイベント―

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JDMと呼ばれる日本のスポーツカーも注目された
JDMと呼ばれる日本のスポーツカーも注目された(写真:Broad Arrow Auctions)
  • 越湖 信一 PRコンサルタント、EKKO PROJECT代表
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そして、厳格に各車を調査した審査員団が選んだ栄えある最高賞「ベスト・オブ・ショー(Best of Show)」には、1937年製のBMW「328 ビューゲルフアルテ(Bügelfalte)」が輝いた。

レーシングバージョンに由来する極めて希少なスパイダーであり、フロントフェンダーの独特のラインがその名の由来だ。1940年のミッレミリアを制したクーペの礎でもあり、直列6気筒エンジンを積んだ軽量化と空力の記念碑的モデルである。

右のシルバーの車両がベスト・オブ・ショーを受賞したBMW「328 ビューゲルフアルテ」(写真:BMW Group Classic)

BMWによる完璧な演出に流されることなく、その歴史的価値が正当に評価された結果であり、納得の受賞であった。 

新記録続々のオークションも

さらに、この華やかなイベントに大きな興奮と緊迫感を加えたのが、ヴィラ・エルバで併設開催された「ブロード・アロー・オークション(Broad Arrow Auctions)」である。

一般に、コレクターズカーのオークションを成功させるのは一筋縄ではいかないといわれるイタリアだが、今年のブロード・アローが見せた勢いはそんな前評判を完全に吹き飛ばすものだった。

出品された75台のうち61台が落札され、成約率は81.33%を記録。総売上高は前年比19%増の3444万9625ユーロ(50億円超)に達した。 

まさにオークションが行われている最中のブロード・アロー・オークション会場(写真:Broad Arrow Auctions)

このオークションは、まさに最後の1秒までドラマに満ちていた。最高額の期待を集めた2018年製のワンオフモデル、パガーニ「ゾンダ・ウニカ・ロードスター」が、あろうことか国境税関で足止めされ、会場に現車がないというトラブルが発生し、不落札となる大波乱があった。

しかし、それはあくまでも1つのエピソードであり、オークションは新記録を連発する。

特に2004年製フェラーリ「360 チャレンジ・ストラダーレ」が72万625ユーロの世界記録で落札され、奇跡的な低走行コンディションを維持したランチア「デルタ・インテグラーレ」のコレクションも次々と記録を塗り替え、1992年製「マルティニ6」が32万6875ユーロのモデル最高額で落札された。

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