「あそこ(プレミストタワー船橋)は、以前は西武百貨店(西武船橋店)があったんですよ。それが数年前(2018年)になくなってね。地元の人間からするとちょっと寂しいよね。そのすぐ後くらい(2023年)に西武百貨店の跡地のすぐ隣に大和ハウスの東関東支社ができて、同時期にタワマンの工事も始まったの。あれよあれよという間にすごいことになってるよね」
店主はタオルでパタパタ顔をあおぎながら、そう語った。
店主が続ける。
「西武百貨店まわりの再開発で、駅のまわりの景観が様変わりすると思う。なるべく船橋らしい変化であってほしいよね」
建物の頭頂部は「船橋大神宮」の灯明台がモチーフ
こうした懸念や要望については、提供する側も考えているようだ。プレミストタワー船橋のデザインは、地元の歴史を踏まえて計画されている。
建物の頭頂部は、地元にある「船橋大神宮(船橋市宮本5-2-1)」の「灯明台」がモチーフになっている。マンションが街を照らす灯台のようなイメージなのだそうだ。また、外観に大きなグラデーションを施すことで、かつて船橋から江戸河岸へ行き来した「五大力船(ごだいりきせん)」の帆を表現している。船橋の歴史や文化にかなり寄り添っているようだ。
たしかに、船橋のアイコンとして船橋大神宮をあげる地元住民は多い。京成船橋駅から南に少し歩くと、本町通りにぶつかる。これを左折し、またしばらく歩くと大神宮に行き着く。

