「ウルスは非常に成功したモデルですが、SEペルフォルマンテはデザインとパフォーマンスの両面において、さらなるアップデートを実現しています。既存のウルスSEオーナーにとっても、次のモデルとして魅力的な選択肢になるでしょうし、常に最新かつ最高のモデルを求めるカスタマーの要望にも応えるモデルです」
ヴィンケルマンCEOは、おおいなる自信を示すのだ。
「見てわかるとおり、空力付加物は多く、ボンネットはあえて炭素樹脂製であることを示す塗り分けをしているし、タイヤは23インチ径のピレリPゼロです」
ディレクター・オブ・デザインのミティア・ボルケルト氏は、スタジオに置かれた実車の周囲で、デザインの見どころを解説してくれた。
このときは、まだこのクルマの公開前だったので、厳重に秘密保持体制が敷かれていたのだった。
「あえて日本語を使えば――」と続ける。「アソビ(遊び)の要素を盛り込みました」。おもしろい。
でも、とつけ加える。
「ウルスのよさは、あらゆることができるところにあります。子どもを学校に送ったあと、サーキットでの走行を楽しめる。もちろん、スーパークレージーともいえるウルスをデザインすることもできますが、それはウルスの本質の表現ではありません」
ウルスオーナーは派手さを求めない?
スタジオで見たクルマは、ジャッロ・クリウスなる専用の黄色に、要所要所をブラックで締めたコントラストの強い2トーンの仕上げだった。
ボンネットやルーフ、空力付加物には軽量だが高価な炭素樹脂製を使っており、あえて炭素樹脂であることを見せる塗り分けも凝っている。
「意外かもしれませんが、ウルスのオーナーはこういうふうに目立たせることを好まない傾向です。なので、炭素樹脂の部分を隠してしまう塗色も用意しています」
ペルフォルマンテは、そもそもウルスが持っているスポーティな要素をさらに際立たせる仕様。「ウルス・ペルフォルマンテ」として22年に登場し、プラグインハイブリッドのウルスSEが登場する24年まで販売されていた。だから、SEペルフォルマンテを期待する声が多くあったようだ。

