予備知識なしに厳島神社に行っても、ただ大きな鳥居があることしかわからなくては、せっかくの旅行なのにおもしろくない。けれど、子ども自身が「何百年前にこういう歴史があったから、この鳥居が存在するんだ!」と知っていれば、同じものを見ていても意味合いが変わってくる。知識が実感を伴うんです。
『世界ミラクル探検隊』も、歴史や地理など社会科を学ぶのに役立つ漫画ですが、2人とも一気に読み通しており、子どもを飽きさせない工夫がある漫画だと思いました。
世界の地理だけではなく、各国の特徴、文化、服装、食べ物などの周辺情報も含めていろいろな記述があるという点がよかったですね。
また、クイズ形式だったり、間違い探しが含まれていたりするので、飽きずに読み進められたと思います。
学習漫画は「読んで終わり」ではない
2025年夏、万博に行ってきました。『世界ミラクル探検隊』に出てくるヨルダンのパビリオンなどは見られましたが、人が多くて全然見られなかった国もありました。
それでも次男と『世界ミラクル探検隊』を読みながら、「あのパビリオンの国ってこういう特徴があるんだね」「こういう食べ物を食べている人たちなんだね」「世界地図でいうとこのへんだね」というような話になったんですよね。
学習漫画は、ただ読んで完結するものではありません。
過去の私たちの旅行に照らし合わせて、たとえば手元に置いてある地球儀を見ながら、
「こんなに遠くにあるなら、飛行機の移動に時間がかかって疲れるよね!」といった新たな気づきを得られるものなのです。
本を読んでいる子どもたちに私が何か質問すると、「読まされている感」が出て彼らは嫌がるのですが、旅行に行ったときに漫画で読んだことがある場所だったりすると、それらが連動して記憶に残ったりします。

