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「よくこんな仕事するよな」と言われても…遺品整理や特殊清掃を19年続けた理由《孤立や孤独死は誰にでも起こりうる》

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遺品整理
人が亡くなったあとの部屋やゴミ屋敷を片づける依頼が増えている(写真:関西クリーンサービス)
  • 亀澤 範行 関西クリーンサービス代表・僧侶
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孤立が、外からは見えにくくなっている。

以下に、高齢の親や一人暮らしの家族への関わり方として、現場の経験から感じていることをまとめる。

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1 こまめに連絡を取る

連絡を取り合うことは、孤立を防ぐもっとも基本的な対策だ。電話でなくても、短いメッセージを送るだけでいい。LINEのスタンプを1個送るだけでも、無事でいることは伝えられる。

また、連絡の頻度は、万が一倒れている場合、一人で亡くなっている場合の早期発見にも直結する。

週に1回、実家に電話や訪問をしていたご家族から特殊清掃の依頼を受けたことがある。

土曜日に母親に会ったが、日曜日に亡くなり、翌週の土曜日に発見された。1週間で、かなり腐敗が進んでしまっていた。連絡が途絶えないことが、何より大切だ。

2 小さな変化に気づく目を持つ

いつもと同じに見えても、よく見ると違う状況になっていることがある。いつも片づいていた部屋が散らかり始める、郵便受けに郵便物があふれている、ゴミを集積所に出していない、お風呂に入っていないなどーー。

近所に住んでいない場合でも、電話やメッセージのやりとりの中で気づけることがある。返信が遅くなった、言葉数が減った、愚痴や弱音が増えたーー。そういった変化を、「最近忙しいのかな」で終わらせずに確認してみてほしい。

孤立・孤独死は誰にでも起こりうる

3 見守りサービスを活用する

物理的な距離がある場合や、連絡を頻繁に取ることが難しい場合には、民間の見守りサービスを検討してほしい。

・センサー型:トイレや冷蔵庫、照明などにセンサーを設置し、一定時間動きが検知されなければ、通知が届く。

・機器型:小型の端末を持ち歩き、ボタンを押すだけで安否を知らせる。転倒を自動で検知するものもある。

・訪問型/電話型:スタッフが定期的に訪問したり、電話で会話したりして安否を確認する。
人との会話が孤立予防にもなる。

4 地域とのつながりを持つ

挨拶をする、ゴミ出しのときに一言交わす。それだけでも、異変に気づいてもらえる可能性が高くなる。近所づき合いが薄れた時代だからこそ、顔を知っている人を意識的に増やしておくことが大切だ。

孤立・孤独死は、誰にでも起こりうる。高齢の親だけでなく、自分自身のこととして、今日からできることをやってみてほしい。

僧侶の顔も持ち、翠緑山禅祥院住職をつとめる筆者(写真:関西クリーンサービス)
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