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空飛ぶクルマは2028年に本当に乗れるのか、SkyDriveが明かした商用化までの現在地

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2月に東京ビッグサイトで実施した飛行実証で飛行するSD-05
2月に東京ビッグサイトで実施した飛行実証で飛行するSD-05(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター

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電動で垂直に離着陸し、都市の上空を静かに飛ぶ。そんな「空飛ぶクルマ」の商用化が近づいている。正式には電動垂直離着陸機(eVTOL)と呼ばれる航空機の一種で、日本政府は2030年頃の本格普及を見据えたロードマップを策定済みだ。世界では主に6社が型式証明の取得を目指して開発を競っている。

その中で日本から挑むのがSkyDriveだ。愛知県豊田市に拠点を置くスタートアップで、2028年の商用運航開始を掲げる。7月1日にオンラインで開催した活動報告会では、山口県の飛行試験場で海上を高速飛行する最新映像を公開した。機体の開発は着実に進んでいる。残る関門は、機体の認証と、飛ばすための制度づくりだ。

山口県の飛行試験場で中高速飛行試験を行うSkyDriveの試験機(画像:SkyDrive提供)
【写真を見る】空飛ぶクルマは2028年に本当に乗れるのか、SkyDriveが明かした商用化までの現在地(9枚)

都市内の移動に絞ったマルチローター型

空飛ぶクルマには、主翼を持つ「固定翼型」と、複数のローター(回転翼)だけで飛ぶ「マルチローター型」がある。固定翼型は航続距離が長く都市間の移動に向き、米Joby Aviationなど5社が開発を進めている。マルチローター型は機体がコンパクトで、狭い場所にも離着陸しやすい。

SkyDriveは後者を選んだ。執行役員の福原裕悟氏は「東京やニューヨークなど大都市のタクシーの平均乗車距離は5km未満。主要空港から都心までも概ね30km以内だ。都市内の移動に集中するなら、コンパクトなマルチローターが最適だ」と説明した。国際基準の型式証明をマルチローター型で進めているのは、世界でSkyDriveだけだ。

グローバルで型式証明の取得を進める6社の分類。マルチローター型で国際認証を目指すのはSkyDriveだけだ(画像:SkyDrive提供)
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