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空飛ぶクルマは2028年に本当に乗れるのか、SkyDriveが明かした商用化までの現在地

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2月に東京ビッグサイトで実施した飛行実証で飛行するSD-05
2月に東京ビッグサイトで実施した飛行実証で飛行するSD-05(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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機体「SD-05」はパイロット1人と乗客2人の3人乗りで、12基の電動ローターを備える。1基が停止しても飛行を継続でき、2基が停止しても安全に戻れる冗長設計とした。上空150mを飛行する際の地上での騒音は65デシベルで、自動車が近くを通るよりも静かだという。これまでに約300回のフライトを重ね、技術的な成立は実証できたとしている。製造はスズキと提携し、静岡県磐田市の同社工場の一部に生産拠点を整備している。

JAXAでの風洞試験(左)と地上振動試験の様子(画像:SkyDrive提供)

型式証明は6段階中4段階目

商用化に向けた最大の関門は、国土交通省からの型式証明の取得だ。SkyDriveは2021年10月に申請を受理され、現在は全6段階のうち4段階目「証明計画」の策定に入っている。

プロセスは、申請受理→適用基準の合意→証明手法の合意→証明計画の合意→試験・解析→適合性証明と進む。学校の試験に例えれば、出題範囲を決め、解き方を決め、受験日程を組んでから、ようやく本番の試験に臨むような流れだ。証明手法は95%まで合意し、証明計画では全体方針にあたるジェネラル・サーティフィケーション・プランについて航空局と合意済みだ。残る個別分野の計画を一つずつ詰めている。

型式証明の進捗。証明手法は95%、証明計画は50%まで航空局と合意した(画像:SkyDrive提供)

2026年4月にはADO(航空機設計検査認定事業場)の認定を航空局から受けた。一部の検査を航空局に代わって自社で実施できる制度で、空飛ぶクルマのメーカーとしては国内初となる。これまでにADOを取得した企業は三菱重工業やSUBARU航空宇宙カンパニーなど5社しかない。米国連邦航空局(FAA)にも型式証明を申請しており、日米間の二国間航空安全協定(BASA)に基づき、日本の航空局が主導して認証を進め、FAAが同時に審査する。

SkyDrive、国土交通省航空局(JCAB)、米国連邦航空局(FAA)による3者会議(画像:SkyDrive提供)
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