京都大学も同じ期間で、2020年版の33位から2026年版では57位、2027年版では64位へ大きく順位を下げています。
この数字を見るときに大切なのは、「順位が下がった」という結果だけで一喜一憂しないことです。世界大学ランキングには、それぞれ異なる評価軸があります。
例えばTimes Higher Education(THE)は、研究環境や論文の影響力など、研究大学としての評価をより重視します。Center for World University Rankings(CWUR)では、主要な国際賞の受賞者数から測る教育の質、世界的な企業の経営者数から測る就職の成果など、また違う視点で大学を見るランキングもあります。
今回QSランキングから読み取れるのは、世界の中でどれだけ人材・研究・評価を集められているかという側面です。
この数年間で、東大生や京大生の能力が突然変わったとは考えにくいでしょう。変化しているのは、世界の大学の競争環境なのです。
偏差値だけでは測れない、世界の大学評価
日本の大学評価は「偏差値(入学の難しさ)」に偏りがちですが、世界の視点は異なります。世界の大学評価では、大学を「世界中から才能が集まり、新しい価値やイノベーションを生み出すプラットフォーム」として捉えます。

