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あなたの職場にもいる「優秀なのに職場を壊す人」の正体 "ブリリアント・ジャーク"をなぜ企業は野放しにするのか

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睨む会社員
あなたの周りにも、優秀だがチームを壊す人「ブリリアント・ジャーク」がいませんか?(写真:mits/PIXTA)
  • 沢渡 あまね 作家/ワークスタイル&組織開発専門家
  • 伊達 洋駆 ビジネスリサーチラボ代表取締役

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大手動画配信サービス会社のNetflixが問題定義したことで、世界で注目を集めるようになった概念、「ブリリアント・ジャーク」。それは、個としての成果は優秀(Brilliant)ながらも、組織・チームを疲弊させていく嫌な人(Jerk)を指し、これまで言いようのなかった「組織の理不尽」に、明確な名前を与えた。
本連載では、『ブリリアント・ジャーク 静かにチームを壊す人たち』から、なぜチームにおいて“彼ら”が生み出され、重用され続けてしまうのかについて、同書から一部を抜粋、編集してお届けする。

職場にいる優秀で困った人

あなたの職場に、こんな人物はいないだろうか。

たとえば、営業部エースのA氏。

彼は毎月、驚くような数字を叩き出す。気難しい顧客も彼の手にかかれば契約書にサインをする。社内表彰の常連であり、社長も「Aさんがいれば安心だ」と全幅の信頼を置いている。会社の稼ぎ頭であり、英雄だ。

しかし、一歩社内に戻り、彼のチームの様子を覗いてみると、そこには異様な光景が広がっている。

アシスタントが資料の数字を1つ間違えると、相手にだけ聞こえる大きさのため息をつき、低い声で一言、「……これ、昨日も言ったよね」。定例会議では、若手が勇気を出して提案しても、A氏は資料に目を落としたまま「で? それで数字いくらになるの?」と、鼻で笑って切り捨てる。自分の意見が通らないと露骨に不機嫌になり、大きな音を立ててパソコンのキーボードを叩く。

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