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ついやりがち…「バレなければいい」が最後に損をする納得の理由 世界の哲学者が教える"誠実さは信頼になる"の意味

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考え込む表情のスーツ姿の男性
「バレなければ問題ない」。この発想が組織やチームを静かに壊していきます(写真:Graphs/PIXTA)
  • 小川 仁志 哲学者、青山学院大学地球社会共生学部教授
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私たちは、自分の間違いを認めることに強い抵抗を感じます。失敗を隠したり、言い訳で正当化したりして、その場をやり過ごそうとすることもあるでしょう。間違いを認めることは、自分の評価が下がるように思えるからです。

誤りを認める姿勢が大事

しかし、その態度は一時的に自分を守る一方で、周囲からの信頼を確実に損なっていきます。

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イギリスの哲学者ポパーは、誤りを認め、修正し続ける姿勢こそが理性的であると考えました。人の知識は常に不完全であり、間違いを含んでいます。だからこそ、誤りに気づいたときにそれを受け入れ、よりよい形へと修正していくことが、前に進むための条件になります。

また、ソクラテスは「自分が知らないということを知る」態度を出発点としました。間違いを認めることは、自分の限界を正確に理解することでもあるのです。

間違いを認めることは、決して弱さではありません。むしろ、自分の状態を冷静に見つめ、次に進もうとする強さのあらわれです。

隠さずに向き合う態度は、相手に対する誠実さとして伝わり、関係を立て直すきっかけになります。完璧であることよりも、誤りにどう向き合うかのほうが、長い目で見て信頼を支えるのです。

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