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「学校ではいい子、家では荒れる」…見逃されやすい"発達障害グレーゾーンの子"が抱える知られざるしんどさ

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子供の腕をつかみ話す母親
「グレーゾーン」と言われる子どもたちは、困っていても気づいてもらえないことが多い(写真:なないろひまわり/PIXTA)
  • 吉野 加容子 発達科学コミュニケーション代表・学術博士

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「もしかして、うちの子って他の子と少し違うのかもしれない」
声をかけても、まったく聞いていないように見える。
他の子が自然にできることを、うちの子だけが苦手にしている。
「発達障害」「グレーゾーン」という言葉は気になる。
そんな“言葉にならない違和感”を抱えながら、毎日の子育てに疲れ切っている親御さんは少なくありません。
脳科学をベースに、家庭でできる発達支援を提案してきた吉野加容子氏の新刊『発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!』では、子どもの困った行動を「性格」や「わがまま」ではなく、「脳の特性」から捉え直す方法を紹介しています。
今回は本書から、そもそも「発達障害」とはどんな状態なのか、そして見逃されやすい「グレーゾーン」の正体について、一部を紹介します。

代表的な3つの発達障害

「発達障害」とは、一体どんな状態のことをいうのでしょうか? もう少し詳しく見ていきましょう。

『発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

たとえば、

・気に入らないことがあると、激しいかんしゃくを起こす

・学校に行くにもお出かけするにも、決まった道しか通れない

・運動会など、集団活動に参加できない

などなど、「この年齢なら、このくらいはできてほしいな」と期待されることが、一部、まだ発達途上でできる状態になっていない。それによって生活に困りごとが生じている状態が、一般的に発達障害と呼ばれています。

こうしたことがなぜ起こるのか――。ちょっと前までは、原因はわかりませんでした。ですがここ数十年で研究が進み、「発達障害の特性には、脳や神経の発達の違いが関係していると考えられるようになってきたのです。

発達障害の子どもに見られる特性は、性格の問題ではなく、脳の反応や処理の違いとして表れているもの。また、その特性の現れ方は、環境や関わり方によって大きく変わります。この事実を知るだけで、わが子への見方がグッと変わるのではないでしょうか。

しかも、こうした困りごとは、決して特別なものではありません。

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