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「もしかして、うちの子って他の子と少し違うのかもしれない」
声をかけても、まったく聞いていないように見える。
他の子が自然にできることを、うちの子だけが苦手にしている。
「発達障害」「グレーゾーン」という言葉は気になる。
そんな“言葉にならない違和感”を抱えながら、毎日の子育てに疲れ切っている親御さんは少なくありません。
脳科学をベースに、家庭でできる発達支援を提案してきた吉野加容子氏の新刊『
発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!』では、子どもの困った行動を「性格」や「わがまま」ではなく、「脳の特性」から捉え直す方法を紹介しています。
今回は本書から、そもそも「発達障害」とはどんな状態なのか、そして見逃されやすい「グレーゾーン」の正体について、一部を紹介します。
代表的な3つの発達障害
「発達障害」とは、一体どんな状態のことをいうのでしょうか? もう少し詳しく見ていきましょう。
たとえば、
・気に入らないことがあると、激しいかんしゃくを起こす
・学校に行くにもお出かけするにも、決まった道しか通れない
・運動会など、集団活動に参加できない
などなど、「この年齢なら、このくらいはできてほしいな」と期待されることが、一部、まだ発達途上でできる状態になっていない。それによって生活に困りごとが生じている状態が、一般的に発達障害と呼ばれています。
こうしたことがなぜ起こるのか――。ちょっと前までは、原因はわかりませんでした。ですがここ数十年で研究が進み、「発達障害の特性には、脳や神経の発達の違いが関係している」と考えられるようになってきたのです。
発達障害の子どもに見られる特性は、性格の問題ではなく、脳の反応や処理の違いとして表れているもの。また、その特性の現れ方は、環境や関わり方によって大きく変わります。この事実を知るだけで、わが子への見方がグッと変わるのではないでしょうか。
しかも、こうした困りごとは、決して特別なものではありません。
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