東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「話が通じない日本人」が急増している本当の理由 「相手の説明を理解できない人」に共通する欠点とは?

5分で読める
ビジネスシーン
「この件、前にも説明しましたよね」。上司からそう言われた経験はないでしょうか?(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長

INDEX

偏差値70以上の進学校で指導し、教え子の5人に1人を東京大学合格へ導いてきた国語科専任教諭、市野瀬早織氏。
東大を目指す学生が自然に身につけている基礎力のひとつが「読み方スキル」だと市野瀬氏は主張する。
文章の要点を素早くつかみ、自分の言葉で説明できる。相手の意図を正確に理解し、的確に判断できる。こうした力は、入試にとどまらず、「社会人として仕事を遂行するため」「リーダーとして活躍していくため」にも欠かせない能力である。
この読み方スキルを、誰でも今すぐ使えるように体系化した市野瀬氏の初の著書『東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」』は、発売たちまち3刷を突破するなど、話題を呼んでいる。
その市野瀬氏が「話が通じない人」が増えている背景について解説する。

「聞いていたのに伝わっていない」人が増えている

「この件、前にも説明しましたよね」

『東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

上司からそう言われてしまった経験はないでしょうか?

会議ではきちんと話を聞いていたはずなのに、あとから認識のズレが発覚する。

メールを読んだつもりなのに、相手が本当に伝えたかったこととは違う解釈をしてしまう。SNSでも、同じ文章を読んでいるはずなのに議論がかみ合わない。

こうした現象は、いま珍しいことではありません。

実際、「話を聞いていない人」が増えたというよりも、「話を正しく理解できない人」が増えているように感じます。

では、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

その原因のひとつが、相手の話や文章の「主張」を探さなくなったことにあります。

私たちは会話でも文章でも、個々の言葉ばかりを追いかけてしまいがちです。

しかし本来大切なのは、「相手が何を言いたいのか」を理解することです。

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数