これまで東京都、千葉県、神奈川県と紹介してきた南関東の住宅地の地価ランキング。最後に取り上げるのは埼玉県だ。国土交通省がまとめた「2026年地価公示」のデータを基に、1平方メートル当たりの地価が高かった上位約300地点を抽出し、ランキングにまとめた。
ランキングを概観すると、坪単価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)が200万円を超えたのは4地点。神奈川県が10地点、千葉県が1地点だったのと比較すると、人気エリアの地価水準は神奈川と千葉のほぼ中間と位置づけられそうだ。
上位陣の顔ぶれはほぼ不動
個別地点に目を移すと、首位は昨年と同じく「さいたま市浦和区高砂2丁目」(最寄り駅は浦和)。JR浦和駅と埼玉県庁のちょうど中間辺りに位置する地点だ。坪単価は本ランキングで唯一の400万円台(476万円)。前年からの地価上昇率も11.6%と、高かった地価がさらに上がった。
鑑定書によると、「JR京浜東北線、JR埼京線沿線の最寄駅徒歩圏内に存するマンション適地の圏域。需要者の中心は、マンション開発を目的とする財閥系、電鉄系等の大手不動産ディベロッパーである。良好な都心へのアクセス、居住環境を背景にして、マンション需要は旺盛であり、マンション素地への需要も底堅い」という。
2位の「さいたま市大宮区下町1丁目」(同・大宮)、3位の「川口市幸町1丁目」(同・川口)をはじめとして、上位陣は昨年と同じ順位が続いた。順位に変動があったのは、7位の「新座市野火止5丁目」(同・新座)。昨年は8位だったが、「川口市青木1丁目」(同・川口)を抜いて、順位を1つ上げた。
鑑定書には「需要者の中心は分譲マンションの開発業者であり、地縁性のある事業者も多いとみられる。マンション需要の高まりを受けて、その開発用地の需要も強くなっている」とある。

