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「パーカーもボディーバッグもだめ」「何を着ろと?」 おじさんの"無難な服装"が叩かれる《概念のギャップ》という理不尽

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イオンモールおじさん
一見、無難な中高年男性の服装が「イオンモールおじさん」と揶揄されるのはなぜなのか(写真:mits/PIXTA)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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ここまで3つの実践法を紹介したが、1つ重要な前提がある。「自分自身が最も自分の見た目を知らない」という原則だ。

これを示す興味深い研究がある。化粧品研究者のジェフリー・ジョーンズ氏らの研究によれば、自己流でメイクをした場合、魅力の向上はわずか2%にとどまるのに対し、プロのメイクアップアーティストが施した場合には33%もの魅力向上が確認されている(※6)。

この差は技術の問題だけではなく、「自分では気づけない自分の特徴」をプロが客観的に見抜けるかどうかの差でもある。

特別なセンスも、高価なブランドも必要ない

ファッションも同様だ。筆者がインアウトの問題に気づけたのも、家族の目があったからだ。身近な家族(できれば女性)に率直な意見を求めることが、最も確実な第一歩になる。

特別なセンスも、高価なブランドも必要ない。ただ「整える」という視点と、「他者の目」を持つだけで、印象は確実に変わる。

【引用・参考文献】
※1 Twigg, J. (2015) Clothing, Age and the Body: A Critical Review, Ageing & Society, 27(2), 285-305.
※2 Hester, N. & E. Hehman (2023) Dress is a Fundamental Component of Person Perception, Personality and Social Psychology Review, 27(4), 414-433.
※3 Sadkowska, A., D. J. Wilde & T. Fisher (2017) Third Age Men's Experience of Fashion and Clothing: An Interpretative Phenomenological Analysis, Clothing Cultures, 4(1), 7-31.
※4 森井良行 (2026)「なぜ"普通の服"なのに賛否あるのか…『休日イオンモールおじさん』ファッションが違和感を生んでしまう根本原因」『東洋経済オンライン』2026年6月13日配信
※5 Reber, R., N. Schwarz & P. Winkielman (2004) Processing Fluency and Aesthetic Pleasure: Is Beauty in the Perceiver's Processing Experience?, Personality and Social Psychology Review, 8(4), 364-382.
※6 Jones, A. L. & R. S. S. Kramer (2016) Facial Cosmetics and Attractiveness: Comparing the Effect Sizes of Professionally-Applied Cosmetics and Identity, PLOS ONE, 11(10), e0164218.

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