試合終了から10分と経たぬうちに、ハチ公広場とスクランブル交差点周辺はサムライブルーのユニフォームに埋め尽くされ、日本代表の応援歌「VAMOS NIPPON」が地鳴りのように響いた。
スクランブル交差点の中央で拳を突き上げハイタッチ
歩行者信号が青になると、そのときが訪れた。
交差点の中心に向かって四方からサポーターが駆け寄り、拳を突き上げて絶叫する。みんなでハイタッチする姿が映る。上半身ハダカになって担ぎ上げられた若者が周囲を煽る。日の丸も旭日旗もはためく。誰もが何かを叫びながら、W杯という大戦における初戦の日本の戦果への喜びを爆発させていた。
そして、歩行者青信号が点滅を始めると、警察官の笛があちこちで鳴り、みんな大人しく歩道に戻る。また青に変わると、再び雄叫びを上げて中心に集まる。そんな儀式が何度も何度も繰り返される。
歩道の警察官は「警察官の交通整理にご協力ください」と記された黄色い規制テープを張り、歩行者信号が赤のときは車道に人が立ち入らないように柵を作る。青になってテープを外すと、サポーターは横断歩道の中心へ走る。
