――2014年に開始したアメリカ事業が25年第3四半期(7~9月期)に初めて黒字化し、25年通期(1~12月期)でも営業黒字を確保しました。要因はどこに?
広告事業の収益性向上と組織・開発体制の抜本的な効率化ができたことが大きい。広告事業については、過去のユーザー数拡大を最優先する方針から、広告プロダクトの収益化へ注力する方針に切り替えた。
具体的には、アメリカ市場に多数存在するDSP(Demand-Side Platform)やSSP(Supply-Side Platform)と呼ばれるオープンなアドネットワークとの接続を強化し、リアルタイムでの入札技術を最適化した。これにより、ゼネラル・モーターズ、フォード、P&Gなど(大手広告主の)単価の高い広告を効率的に配信できるようになった。以前は比率が低かった自社開発のファーストパーティー広告を増やしたり、動画広告のフォーマットを入れたりしたこともCPM(広告単価)の向上につながった。
体制については、日米で分断されていたものを見直し、グローバルで統一した組織とプロダクト基盤を構築した。以前はアメリカと日本で似たような機能を別々に開発しており、いわゆる「車輪の再発明」が起きて開発効率が大きく悪化していたが、国ごとではなく機能別に日米を横断して管理するクロスファンクション組織へ変更した。共通基盤のうえで日米の知見を相互に生かす体制となった。
グループ人員は4割削減、アメリカは拠点集約も
――改めて、23年頭に全社的なレイオフを行った背景は?
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