それから6年――。「BTSの事務所」だったHYBEは、この間に大きな変貌を遂げた。
22年、BTSメンバーが兵役入りしたことで業績停滞が懸念されたが、それを払拭したのが20年に買収したPLEDIS所属のSEVENTEENや、20年ごろから相次いでデビューした所属アーティストたちの活躍だった。
さらに同社は24年から新成長戦略「HYBE 2.0」を打ち出し、新たな成長フェーズへ向かっている。今年5月には、創業以来掲げてきた「We believe in Music」に代わる新たなミッション・ビジョンとして、「DISCOVER A NEW UNIVERSE, UNLOCK AN IMMERSIVE JOURNEY」を打ち出した。そこには深い意味と狙いが込められている。
今年3月には看板アーティストであるBTSのメンバーが全員復帰し、4年ぶりに「完全体」として活動を再開。世界34都市・全86公演という地球規模のワールドツアーを開催中だ。6月13日にはデビュー13周年を、韓国・釜山の公演で迎えることになる。熾烈なチケット争奪戦を勝ち抜いたARMY(BTSファンダムの総称)が、世界中から集結する。
エンタメ企業としてHYBEを見ると、その実像を見誤りそうになる。並みいる芸能事務所の中でHYBEの時価総額だけが突出する理由を知るには、ビジネスモデルを理解する必要がある。その全貌を解き明かすのが、今回の特集だ。

6月16日からHYBE特集をスタート
東洋経済オンラインでは6月16日から「BTSに続け!エンタメ帝国HYBEの野望」と題した大型特集をスタートする。ポストBTSを見据えたアーティスト育成戦略、グローバルなファンプラットフォーム「Weverse」の実力、アメリカ・日本市場への攻勢、そして“熱狂”を収益化する独自のビジネスモデル――。
K-POP最大企業はどこへ向かうのか。そのビジネスの最前線を多角的に解説していく。
①HYBEの多彩な収益モデル、独自のマルチレーベル戦略を図解
②月間1200万人が利用するファンクラブアプリ『Weverse』の磁力
③アナリストが斬る「K-POPはラブ・ビジネス」AIは脅威にならない
④16歳の日本人女性がアメリカデビュー決定!ABEMA編成局長が語るオーディション番組「WORLD SCOUT」の舞台裏
⑤K-POPファン覆面座談会 ほか
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