この企業連合を結成したのは、JERAおよび電源開発(J-POWER)、東北電力、伊藤忠商事の4社。国が実施した、秋田県男鹿市、潟上市、秋田市の沿岸部における洋上風力発電の一般海域第2次公募(第2ラウンド)で落札事業者に選定された。2023年12月のことだ。
当時、先行していた第1ラウンドでは、三菱商事を中心とした企業連合が秋田県の2海域を含む3海域の案件を破格の安値で21年12月に落札。第1ラウンドで敗退したJERAなどは捲土重来を期して第2ラウンドに臨んだ。
短工期を可能にした事業運営
第2ラウンドでは、引き続きコスト面が重視される一方、運転開始時期が早いほど高得点になるといったルール変更がなされた。この条件を満たすには、早期にプロジェクトの内容を固め、工事に着手して運転開始にこぎ着ける必要があった。
JERAなどの企業連合が提示した「28年6月」という運転開始時期は、先行した三菱商事連合が3案件で確約した時期より1~2年も早く、業界では驚きを持って見られた。それにしても、どのようなやり方でそれが可能になるのか──。
この記事は有料会員限定です
残り 2478文字
