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秋田洋上風力発電計画→姿を現した2500トン巨大クレーン、"1年の短工期で風車据え付け"の狙いと脱炭素への重責

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秋田洋上風力発電プロジェクトで使用される2500トンクレーンの全景(写真:編集部撮影)

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2026年5月28日、秋田市の埠頭で世界最大級の「2500トンクレーン」が報道関係者に公開された。大手発電企業JERAなど4社からなる企業連合「男鹿・潟上・秋田Offshore Green Energy合同会社」(略称、OKAOGE)の洋上風力発電プロジェクトで、機材の荷揚げ作業などに使用するためのものだ。OKAOGEでは巨大設備を活用することにより、通常2年とされる風車の基礎の据え付けから風車の完成までの工事期間を1年に短縮し、28年6月の洋上風力発電所の運転開始を目指す。1年という工期は、洋上風力発電の先進地域であるヨーロッパでもあまり例がなく、世界でも類を見ないスピードだという。なぜ、企業連合は短期間での建設を目指すのか。

この企業連合を結成したのは、JERAおよび電源開発(J-POWER)、東北電力、伊藤忠商事の4社。国が実施した、秋田県男鹿市、潟上市、秋田市の沿岸部における洋上風力発電の一般海域第2次公募(第2ラウンド)で落札事業者に選定された。2023年12月のことだ。

当時、先行していた第1ラウンドでは、三菱商事を中心とした企業連合が秋田県の2海域を含む3海域の案件を破格の安値で21年12月に落札。第1ラウンドで敗退したJERAなどは捲土重来を期して第2ラウンドに臨んだ。

短工期を可能にした事業運営

第2ラウンドでは、引き続きコスト面が重視される一方、運転開始時期が早いほど高得点になるといったルール変更がなされた。この条件を満たすには、早期にプロジェクトの内容を固め、工事に着手して運転開始にこぎ着ける必要があった。

JERAなどの企業連合が提示した「28年6月」という運転開始時期は、先行した三菱商事連合が3案件で確約した時期より1~2年も早く、業界では驚きを持って見られた。それにしても、どのようなやり方でそれが可能になるのか──。

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