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「大金を稼いできたはずなのに」との声も…noteが話題沸騰、吉本ばなな氏はなぜ困窮? 高収入でも「資産が残らない人」の特徴

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通帳を見て頭を抱える女性
正論やマネーリテラシーを破壊する「心理的ダメージ」の恐ろしさとは(写真:NOV/PIXTA)
  • 松田 聡子 ファイナンシャルプランナー/群馬FP事務所代表
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この事例のように高収入と思われる開業医の家庭でも浪費をする家族が一人いるだけで、「気がつくと老後資金がない」という状況に追い込まれます。最終的にAさん兄弟は自分と家族の生活を優先するため、母への援助を打ち切り、年金の範囲で生活してもらう決断をしました。

もしAさん兄弟が援助打ち切りの決断をしなければ、それぞれの人生設計が大きく狂うことになります。母の浪費のために、子どもの教育や自分たちの老後の資金準備を犠牲にするわけにはいきません。多少は母の恨みを買うことになっても、身内との共倒れを防ぐためには絶対に必要な決断でした。

共倒れを防ぐ冷徹な線引きと第三者へ助けを求めること

家族という密室の中で、情やトラウマが絡む問題に自己解決は極めて困難です。いくら援助をしても、相手の心理的ダメージが回復しない限り、費やしたお金は消えていくだけです。それどころか、まとまった原資を一度に渡すことで依存度をさらに強めてしまうことさえあります。

このような状況で自分の老後資金や生活を守るには、専門家や行政といった第三者の介入が必要です。特に虐待やトラウマが絡む家族関係では、「見捨てたら自分は冷たい人間なのではないか」「自分がなんとかしなければ」という情や罪悪感が強く働き、合理的な判断が著しく阻害されます。

しかし、身内であっても、自立が困難で経済的に破綻している相手を個人で支え続けることには限界があります。弁護士や税理士といった専門家を通じて法的な整理を行ったり、生活保護などの行政の福祉支援へバトンタッチしたりすることは、決して相手を「見捨てた」わけではありません。お互いが生き残るには、第三者の助けが必要なのです。

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