2026年5月末、初夏の京都・東山。新緑に包まれた慈照寺(銀閣寺)では、室町時代から550年にわたり、「一子相伝」の血脈を守り続けてきた香道「志野流」の二十一代家元継承を記念する集まりがあった。
3日にわたったこの聞香会には、国内だけでなくフランスや中国からも多くの客人が集まったが、その中には最前線で活躍するビジネスリーダーも。彼らは香道の世界観に浸ると同時に、「次の500年を見据えて香道を発展させる構想」の後押しもしている。
香道が直面している危機と、その打開策の先にある発展の可能性とビジネスチャンスについて3話にわたってお届けする。
第1話では、香道の基礎を押さえつつ、志野流香道が直面している危機を読み解く。続く第2話では世界展開への道と香木プランテーション構想について、第3話ではメンタル面での香道の効能のほかアニメやドラマへ発展させていく構想を深掘りしていく。
伝統の重さを受け止めつつ、時代にあわせてどう大胆に変革していくかーー。JTC(日本の伝統企業)のビジネスパーソンにとって、大きな学びがあるはずだ。
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