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「なにそれ嫉妬?」働きすぎの夫を気遣った妻に放ったまさかの一言…結婚15年目の夫婦に生じた危機の"本質"

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おつかれ、今日の私。
妻の怒りを買った夫の不用意な一言。矮小化がときに致命傷になるワケ(写真:Graphs/PIXTA)

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働きすぎのパートナーの健康を気遣って伝えた言葉が「なにそれ嫉妬?」で一蹴された。結婚して15年目を迎えたフリーランス夫婦の間に生じた切実なすれ違いから、ジェーン・スーが考えたこと。書籍『おつかれ、今日の私。』より一部抜粋でお届けします。

コインランドリーで聞く愚痴

「あんなこと言われて、もう全身から力が抜けちゃって……」

フリーランスのグラフィックデザイナーをしているりえさんには、同い年の夫がいる。夫もフリーランスでスタイリストをしており、2人はとある広告の仕事で知り合い、結婚して15年。いつ会ってもおしゃれで陽気な2人は、それこそ広告のモデルさんみたい。つまり、すっかり落ち着いて、なんの問題もなく毎日を過ごしているように見えていた。

りえさんに呼び出され、私は深夜のバーにいる……なら格好よかったのだが、ここはコインランドリーだ。プチ家出をしたりえさんの洗濯に、なぜか付き合わされている。不謹慎だが、こういうハプニングは懐かしい。結婚前、長きにわたりドラマチックな恋多き女をやっていた、りえさんの本領発揮だ。

「私はね、単純に心配だったの。あの人、働きすぎだから。この状況で忙しいのはいいことよ? でも近頃はなんでもかんでも受けすぎ。ちょっと異常。ほら、私たちフリーランスだし、年齢のこともあるから不安になるのはわかる。でも、夜は遅いし朝は起きれないしミスも多い。顔色も悪いしね。イライラ当たり散らされるのも勘弁。黙って支え合うのも夫婦だけど、無茶しないでよねってストップ掛けるのも、夫婦だと思ったわけ」

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