イラン情勢の緊迫化に伴う原油・ナフサの高騰を背景に、2026年6月には食料品を中心として幅広い品目で値上げが行われた。包装資材や物流費の高騰が価格に転嫁されるなか、値上げを控えた5月の店頭では、家庭用手袋やラッピングフィルムといったナフサ由来商品に駆け込み需要がみられていた。
では、消費者は実際に何を買っていたのか。全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストアなど約6000店舗の販売動向を追う「インテージSRI+」から、5月に販売金額を伸ばした商品の顔ぶれを確認しよう。
「売り上げが伸びた」商品トップ30の顔ぶれ

26年5月25日週の金額前年比ランキングでは、全国的に気温が上昇した結果、暑さ対策関連の商品が上位に並んだ。1位の日焼け・日焼け止めは、日差しの強まりで需要が高まったとみられる。2位の海藻サラダは、健康効果が注目されたためか今年に入ってから売り上げを伸ばしていた。5月25日週には、気温の上昇に加えてテレビ番組で特集された効果もあり、販売を一層増加させたと考えられる。3位の制汗剤や、そうめん・そばが牽引した4位の乾麺のほか、5位のトマトジュースや6位の麦茶などの飲料も気温上昇で需要が拡大した。
では、ホルムズ危機との関連性の強い雑貨の分野では、どういった商品が売り上げを伸ばしたのだろうか。
