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ナフサ高騰で広がる"備蓄買い"の意外な実態…ホルムズ危機下で「売れた」「売れなくなった」商品ランキング

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ホルムズ危機下で実際に買われていたものは?(画像:編集部作成)
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幅広い品目で6月からの値上げが予定されている食品の分野では、どういった商品が売り上げを伸ばしたのだろうか。

前述した食品1位の海藻サラダや2位の乾麺のほか、4位のアイスクリームや5位のもずく・めかぶなど、食品でも気温の上昇で伸長した商品が存在感を示している。

3位のプロテイン粉末は、6月からの値上げ前の駆け込み需要が販売を伸ばした。プロテイン粉末の値上げには、アメリカでの肥満症治療薬の利用拡大を背景とする需要の急拡大を受け、原材料費が高騰した特殊事情がある。加えて、ホルムズ危機の影響による包装・資材や物流費の上昇も値上げの要因となったとうかがえる。

備蓄需要で缶詰が伸びた

6月からの値上げで注目を集めた商品の1つである納豆は、16位にランクインしているものの直近で前年比の伸びがみられているわけではなく、以前から好調を維持していた。賞味期限が短いため、値上げ前の駆け込み需要が起こりにくいのだろう。

それに対して、3月以降に売り上げを伸ばしているのが、賞味期限が長く備蓄しやすい19位の畜肉缶詰と25位の魚介類缶詰だ。週別にみると、ホルムズ危機前は前年並みの水準だったものの、足元では前年を上回る水準で推移している。ホルムズ危機前を1月5日週~2月23日週、後を3月2日週~5月25日週として金額前年比の平均値をみると、畜肉缶詰は前99.3%、後108.3%、魚介類缶詰は前101.1%、後108.1%と増加していた。ホルムズ危機による先高観が食品の備蓄にも影響していたことが分かる。

気温上昇がランキングに大きく影響した5月でも、ナフサ由来商品の売り上げは前年を上回っていた。物価高が加速するなか、PB商品の活用もみられている。また、需要の前倒しは、ナフサ由来商品に限らず保存性の高い食品にも広がってきた。6月以降も値上げがいっそう進んで行けば、消費動向への影響はさらに深刻となっていくかもしれない。

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