東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

NE型はマイルドハイブリッドか? マツダ「ロードスター」次期型の《理想と現実》が見えてきた

6分で読める
「12R」に乗って軽井沢「ロードスターミーティング」を訪ねた(筆者撮影)
「12R」に乗って軽井沢「ロードスターミーティング」を訪ねた(筆者撮影)
2/3 PAGES

さて、軽井沢ミーティングは、ロードスターファン有志による軽井沢ミーティング実行委員会が主催し、マツダ本社はサポート役に徹している。そのうえで、トークショーにはマツダ社員が登場し、ロードスターに関する最新情報を披露するのが恒例だ。

今回は、新塗装色「ジンクグリーンメタリック」が世界初公開され、担当主査の齋藤茂樹氏や担当デザイナーから詳しい説明があった。

新色「ジンクグリーンメタリック」がアンベールされる瞬間(筆者撮影)

こうしてユーザーにとって新たな選択が増える現行ロードスター(4代目:ND)だが、気になるのは次世代となる5代目NE(仮称)に向けた準備の動向だ。

トークショーの中で、齋藤氏は「40周年記念車」を準備していることを明らかにした。つまり、初代NA登場から40年目となる29年までNDの継続が確実になったわけで、NEへの進化は30年代が濃厚だ。

理想はEV。では現実は?

今回、マツダからクルマ開発本部・商品企画部から6人が来ており、齋藤氏は彼らをメインステージ上で「次のロードスターの企画を担当する人たち。ロードスターの実情を調べてきた」と紹介。まさにNEに向けてマツダが本格始動していることがわかる。

ただし、筆者からはあえて商品企画部の彼らに声がけをしなかった。マツダとして新車開発での秘匿性を重視する姿勢を尊重したかったことに加えて、ロードスターファンたちとの交流を最優先にしてほしかったからだ。

その上で、筆者としてNEの可能性について個人的な見解を述べたい。

考え方として、大きく2通りある。いわば「理想」と「現実」だ。

軽井沢ミーティング初参加者を対象として場内を巡る「スターツアーズ」の様子。筆者撮影
(筆者撮影)

理想としては、EVにすること。これは、ロードスターの歴代主査が示した技術的な発想だ。いわゆるロードスター憲法に従えばEVが理想的だという見解であり、筆者も同感である。

ただし、グローバル市場においてEV普及が踊り場である現状を踏まえると、ロードスター向けEVプラットフォームを新規に起こし、電池容量を適切化して電池コストを抑えたとしても、ロードスターの本質であるアフォーダブルな価格を実現することは難しいと思う。

3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象