ちなみに今回の展示では、停止状態の実車に乗ることもできたが、スーパースポーツとしては比較的楽なポジションであることを体感した。この設定なら長距離ツーリングや渋滞時のノロノロ走行でも、すぐに疲れてしまうことはないだろう。
また、シート高は825mm。前モデルは835mmだから10mmのダウンだ。1000ccのスーパースポーツでは、比較的低め設定といえるだろう。ただし、乗車しただけではリアサスペンションの沈み込み量が少ないため、足つき性はさほどよくない。164cmの筆者では、片足でもカカトがやや浮くので、信号待ちなどで停車する場合などは、バランスを崩して立ちゴケしないよう注意する必要がありそうだ。
最新モデルの特徴:メーター類
さらに新型のメーターパネルには、大型化した5インチTFTカラー液晶インストゥルメントを搭載。表示モードは2種類を選択可能だ。
まず、タイプ1はアナログ風タコメーターを映し出す仕様。中心には「ターンバイターン・ナビゲーション」も表示できる。これは、独自のスマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」と連携したナビ機能で、設定した目的地までの進行方向(矢印)や距離をメーターディスプレイ上でシンプルに表示する。
また、タイプ2は、主にサーキット走行に対応した仕様だ。バー形式のタコメーターを表示するほか、サーキットの周回タイムを計測するラップタイマー、車両情報などを見ることができる。
世界限定500台のZX-10RR
新型のラインナップには、前述のとおり、ZX-10RRも設定する。限定生産(世界500台)で、サーキット走行を重視したシングルシートモデルだ。
主な特徴は、エンジンにパンクル(Pankl)製のチタニウム・コネクティングロッドと軽量ピストンの採用だ。なお、製造元のパンクル社は、オーストリアを拠点とする企業で、フォーミュラレースカーや高性能スポーツカー、航空宇宙産業向けのエンジン・ドライブトレイン部品に定評がある。これらパーツの採用で、ZX-10RRは、約500gの軽量化を実現するという。なお、ZX-10RRの車両重量は207kgで、スタンダードモデルの209kgと比べ、2kgの軽量化が図られている。
