また、フロントフォークには、超硬チタンコーティングを施すことで、摺動抵抗の低減や作動性を向上。滑らかな乗り心地を実現する。加えてタイヤには、ピレリ製「ディアブロ スーパーコルサSP V3」を標準装備。スタンダードモデルに装着するブリヂストン製「バトラックス レーシングストリートRS12」も最新のハイグリップタイヤではある。だが、よりレース指向のZX-10RRでは、WorldSBKで実績のあるピレリ社製をセットすることで、イメージも含めた差別化を図っている。
新型の価格(税込み)は、スタンダードのZX-10Rが248万6000円で、限定販売のZX-10RRは347万6000円。国内メーカーのライバル車と比較すると、例えばホンダ「CBR1000RR-Rファイヤーブレード/SP」が248万6000円~284万9000円。ヤマハ「YZF-R1/R1M」が253万円~334万4000円。カワサキの2タイプのほうが高めの設定だ。より新型であることで、価格も高めとなるのは世の常だが、この点に関しユーザーがどのような反応を示すのか気になるところだ。
レースでの活躍にも期待
ちなみにZX-10Rをベースとするレーシングマシンは、2026年7月3~5日に開催予定の「鈴鹿8時間耐久ロードレース」に参戦予定。カワサキ販売店を代表する「カワサキプラザレーシングチーム」など3チームが戦う。毎年、夏に開催されるバイクの一大祭典で、どんな活躍を見せるのかにも注目だ。
ほかにも新型は、WolrdSBKなど、世界のレースに参戦。スーパースポーツは、レースでの勝利も人気や販売台数に影響を与えるジャンルだけに、どのような活躍を見せるのかも今後を占うカギとなりそうだ。
ともあれ、初代から20年以上も支持され続けているのがZX-10Rだ。伝統ある「ニンジャ」の称号を受け継ぐシリーズのフラッグシップとして、今後どこまで伝説を更新していくのか注目される。
