そんな大型ウイングレットを採用した新型ZX-10Rの顔付きは、より迫力あるデザインに変更。刷新したフロントカウルにあわせ、サイドおよびテールカウルも完全新設計とすることで、全体的にシャープでアグレッシブなボディワークを演出する。
なお、新型のボディサイズは全長2085mm✕全幅750mm✕全高1180mm。全高のみ先代モデルのほうが5mm高いが、全長や全幅は同じで、車格的に大きな変更はない。
最新モデルの特徴:エンジン
エンジンには、先代と同様、998cc・水冷4ストローク並列4気筒を搭載。従来モデルの性能をほぼ維持しつつ、排ガスのクリーン化と冷却効果の向上を図っている。
最高出力は145kW(197PS)/13000rpm。また、走行風を採り入れることで速度が上がるほどパワーが増す「ラムエア」機能により、最大152kW(207PS)を発揮する。先代モデルの最高出力は149kW(203PS)/13200rpm、ラムエア加圧時で最大156.8kW(213.1PS)。数値上では多少のダウンとなっているが、公道走行だけで考えれば、十分過ぎるスペックだ。
なお、新型の燃料消費率(WMTCモード値)は16.0km/L。燃料タンク容量は17Lなので、1回の満タンで約272kmを走れる計算となる。
最新モデルの特徴:車体
車体まわりでは、先代と同様、エンジンを車体構成の一部として使うことで、剛性と軽量化を両立する独自のダイヤモンドフレームを採用。エンジンを抱え込むようにメインフレーム左右を配置するアルミペリメター構造だ。新型では、大型ウイングレットによる空力特性に合わせて、シャーシ・ジオメトリー(フレームやサスペンション、ホイールの配置位置や寸法など)を変更。とくにリアタイヤのトラクション性能(路面を捉える力)や旋回性のアップデートを行っている。
また、フロントフォーク突出量を3mmから1mmに変更し、これに合わせ減衰セッティングも最適化。ライディングポジションに関し、前傾姿勢を弱めることで、公道走行にも考慮した設定に変更している。
