また、「いまここで生きている私」は、時間の流れのなかでは「人生」という形で存在して、目の前にある空間のなかでは「意識」として認知される。
意識を知ると、世界は神秘的に見えてくる――韓国でシリーズがトリプルミリオンセラーとなった『全人類の教養大全2』の著者であるチェ・ソンホ氏は言う。
人間の意識をパソコンにたとえると…
人間の精神をパソコンにたとえるのは、実際の精神とはかけ離れているうえに、意味が変わってしまう可能性があると批判する声もある。
それでも、人間の内面世界を知ろうという人たちが、全体を把握するのに効果的なのはまちがいない。たとえのワナに注意しながら、注意深く話を進めていこう。
まずはハードウェアだ。ノートパソコンのハードウェアは僕たちの身体だ。
キーボード、マウス、小型カメラなどの入力装置は、目、鼻、口、皮膚のような感覚器官に当たる。
また、ノートパソコンのなかには外からは見えないCPUやメモリー、記憶装置などが入っている。これは僕たちの脳のような役割をする。
CPUはキーボードやマウスとつながっている。僕たちの脳が感覚器官と神経でつながっているのと同じだ。次は僕たちの精神に当たるソフトウェアについて説明しよう。
電源ボタンを押すと、すぐにモニターの画面が明るくなる。物質で構成されたノートパソコンに電源が入った状態は、人間の身体に精神が入っているのと似ている。
だけど、電源をつけるだけでパソコンが動くわけではない。画面に何かを表示するためには、まずソフトウェアを使うためのシステムが必要だ。その役割をするのがウィンドウズ、マックOS、リナックスなどのオペレーティング・システム(OS)だ。
OSは画面にイメージやテキストを表示するための土台となる。人間にとってこのような役割をするのは意識で、人間の精神のいろんな変化は意識の上にあらわれる。
意識は精神が発現するための内的世界を開いてくれる。


